ルフィVSゾロという、ワンピースファンの間でも語り継がれる”黒歴史”の喧嘩がありました。麦わらの一味の仲間であり、共に多くの戦いを繰り広げてきたルフィとゾロが、ウイスキーピーク編で本気の喧嘩をしたことは、シリーズの中でも特に印象的なエピソードの一つです。では、彼らの喧嘩の理由や強さ、そしてこの戦いがどう展開されたのかを詳しく見ていきましょう。
ルフィVSゾロの喧嘩の背景とは?
このルフィVSゾロの喧嘩が起きたのは、麦わらの一味がグランドラインに入った直後、最初に上陸した島であるウイスキーピークでのことです。当時の麦わらの一味はまだ5人で、ウイスキーピークの住人たちから熱烈な歓迎を受けました。しかし、その裏には恐ろしい秘密が隠されていました。
ウイスキーピークの住人は実は、秘密犯罪組織バロックワークスのメンバーであり、ルフィたちを油断させて賞金稼ぎとして彼らを捕らえる計画を立てていたのです。この事実にいち早く気づいたのが、剣士のゾロでした。ゾロは、賞金稼ぎたちを一人で相手にし、なんと100人斬りを成し遂げます。
しかし、この時点でまだ状況を知らないルフィは、倒れている島の住人たちを見て、ゾロが自分たちに良くしてくれた人々を無差別に攻撃したと誤解します。この勘違いから、ルフィは激怒し、ゾロに対して本気の喧嘩を仕掛けることになりました。
ルフィVSゾロは何巻何話?
このルフィVSゾロの本気の喧嘩が描かれたのは、13巻の112話です。これは、麦わらの一味のメンバー同士で初めて行われた戦闘シーンでもありました。ルフィとゾロの戦いは、シリーズの中でも非常に珍しいものとして知られています。
二人の戦闘スタイルが全く異なるため、ルフィのゴムゴムの実の能力を駆使した武闘と、ゾロの剣術との対決は見応えがあります。ルフィは「ゴムゴムのバズーカ」を繰り出し、ゾロは「鬼斬り」で応戦し、激しい戦いを繰り広げました。互いに一歩も譲らない真剣勝負が展開され、途中でナミが止めに入るまで、どちらかが優勢になることはありませんでした。
ルフィとゾロの喧嘩の理由は?
このルフィVSゾロの喧嘩の原因は、ルフィの大きな勘違いから始まりました。ゾロが賞金稼ぎたちを全員倒していたことを、ルフィは理解しておらず、ゾロがただ無差別に人を傷つけたと信じ込んでしまったのです。
ゾロは、ウイスキーピークの住人が敵だと説明しようとしますが、ルフィは全く話を聞かず、怒りに任せて攻撃を仕掛けます。この誤解はすぐに解けますが、ルフィがゾロに殴りかかる様子は、当時の二人の関係性や信頼の揺らぎを感じさせるものでした。
ルフィVSゾロの戦いは互角?どっちが強い?
ウイスキーピークでのルフィVSゾロの喧嘩は、両者がほぼ互角の戦いを繰り広げました。ルフィが船長であり、ゾロは副船長のような立場にあるため、ルフィが優勢だと思われるかもしれませんが、この戦いではどちらかが圧倒的に強いということはありませんでした。
ルフィはゴムゴムの実の能力者として、ゴムの体を駆使して柔軟な戦闘を展開します。一方、ゾロは剣士として、三刀流という独自の戦い方を持ち、強力な技を繰り出します。両者の能力や技の違いにより、どちらが優勢になるかは非常に難しい状況でした。
現在のルフィとゾロの強さは?
ウイスキーピークでの戦い以降、ルフィとゾロはそれぞれ強力な敵と戦い、実力を高めてきました。ルフィは現在、四皇レベルの強さを持ち、一方でゾロも七武海や海軍大将クラスの実力を有していると言われています。懸賞金の額ではルフィが上回っていますが、実力差はそれほど大きくないとも考えられています。
物語の中では、ルフィが強敵のボスキャラと戦うことが多く、ゾロはその次に強い敵と戦うことが一般的なパターンです。しかし、両者の強さは僅差であり、実力は互角に近いと言っても過言ではありません。今後の展開で再びルフィVSゾロが描かれるかはわかりませんが、もしそうなれば、非常に白熱した戦いになることでしょう。
まとめ
ルフィVSゾロの本気の喧嘩は、ワンピースの中でも非常に記憶に残るシーンです。13巻112話で描かれたこの戦いは、ルフィの勘違いから始まったものでしたが、互角の戦いが繰り広げられました。ナミの介入により決着がつきませんでしたが、ファンの間では「黒歴史」として語り継がれることもあります。
現在でも、ルフィとゾロの実力は非常に拮抗していると考えられ、彼らが再び戦う場面があれば、どちらが勝つか予測がつかないほどの名勝負になるでしょう。
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