啓之輔選手は、2022年3月に開催された「ブレイキングダウン4」で初登場し、それ以来ブレイキングダウンの舞台で数々の名試合を繰り広げています。彼の試合は常に注目を集め、勝利と敗北を繰り返しながらも、その存在感とパフォーマンスでファンを魅了しています。ここでは、啓之輔選手の主要な戦歴を振り返ります。
啓之輔選手の戦績
啓之輔選手は、アマチュアキックボクシングおよびキックボクシングで活躍する総合格闘家で、11試合の戦績を持っています。ここでは、その詳細な戦績を表と文章でまとめました。
戦績概要
- 試合数: 11試合
- 勝利: 8勝(5KO/TKO、3判定)
- 敗北: 2敗(判定負け)
- 引き分け: 1回
- 無効試合: 0回
啓之輔選手のキックボクシング戦績詳細
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
---|---|---|---|---|
○ | ダイスケ | 1分3R終了 判定5-0 | BreakingDown10 | 2023年11月23日 |
○ | 斗夢 | 1R 1:30 KO(左ハイキック→膝蹴り) | BLOW OUT | 2023年7月1日 |
○ | コ・ソクチョル | 1R 0:16 KO(ボディへの膝蹴り) | BreakingDown8 | 2023年5月21日 |
× | ジョリー | 1分3R+延長1R終了 判定1-2 | BreakingDown7.5 | 2023年3月31日 |
× | ジョリー | 1分1R+延長1R終了 判定1-4 | BreakingDown7 | 2023年2月19日 |
○ | 飯田将成 | 1R 0:40 KO(ボディへの膝蹴り) | BreakingDown6 | 2022年11月3日 |
○ | モハン・ドラゴン | 1分1R終了 判定5-0 | BreakingDown5 | 2022年7月17日 |
○ | へずまりゅう | 1R 0:07 KO(左ハイキック) | ギガフェス | 2022年1月8日 |
○ | 右乳 | 2分2R終了 判定 | KINGCRAFT FIGHT | 2021年5月30日 |
○ | 沼尻和之 | 2R 1:57 KO(左フック) | THE OUTSIDER 第16戦 | 2011年5月8日 |
△ | 松本峰周 | ドロー | KICK the ROOTS 宇都宮大会 | 2010年12月23日 |
戦績の分析と今後の展望
啓之輔選手の戦績は、非常に高い勝率を誇り、特にKOやTKOでの勝利が目立ちます。特にBreakingDownシリーズでは、相手を圧倒するスピードと打撃技術で印象的な試合を展開しており、2022年以降の快進撃が続いています。
2022年1月8日のギガフェスでのへずまりゅう戦では、1ラウンド開始直後のわずか7秒でKO勝利を収め、その鋭いハイキックが大きな話題となりました。さらに、BreakingDown6では飯田将成選手を相手に、わずか40秒でKO勝利を挙げ、彼の打撃力が光りました。
一方で、2023年のジョリー選手との試合では2度にわたって判定負けを喫しており、この結果からもトップクラスの対戦相手との厳しい競争が続いていることが分かります。しかし、その後も連勝を続け、再び勢いを取り戻しています。
今後も啓之輔選手の戦いに注目が集まる中、特にKO率の高さと戦略的な打撃技術が彼の強みとなっていることは間違いありません。彼の次なる挑戦がどのような結果をもたらすのか、格闘技ファンの期待はますます高まっています。
ブレイキングダウン4でのデビュー戦
啓之輔選手は、2022年3月に開催された**「ブレイキングダウン4」で初出場を果たしました。この大会では、「ブレイキングダウン3」でミドル級1Dayトーナメントを制した井土徹也選手**とMMAルールで対戦。試合の前半では、井土選手の強烈なパウンドに苦しめられましたが、試合終盤には反撃を見せます。最終的には判定で1-2のスプリット判定で惜しくも敗北しました。
ブレイキングダウン5での勝利
その後、2022年7月に開催された**「ブレイキングダウン5」では、元K-1ファイターのモハン・ドラゴン選手**とのキックルールでの試合が決定しました。この試合はメインイベントとして行われ、啓之輔選手は判定5-0で勝利を収めました。この勝利は彼にとって大きな転機となり、今後の活躍に期待が寄せられる試合となりました。
ブレイキングダウン6での劇的な逆転KO
2022年11月に開催された**「ブレイキングダウン6」では、元プロボクシング日本ランカーの飯田将成選手と対戦。この試合は「THE OUTSIDER vs. BreakingDown 6vs6対抗戦」の大将戦として行われました。開始直後、啓之輔選手は飯田選手のパンチ連打に追い詰められ、スタンディングダウンを取られます。しかし、試合再開後、啓之輔選手は左膝蹴り**で飯田選手のボディを捉え、1R40秒で劇的な逆転KO勝利を収めました。この試合はブレイキングダウンでも屈指の名勝負として語り継がれています。
ブレイキングダウン7と再戦
2023年2月に開催された**「ブレイキングダウン7」では、安保瑠輝也の弟子であるジョリー選手と対戦。試合は延長戦に突入し、最終的には判定1-4で啓之輔選手が敗北しました。しかし、この判定に納得がいかなかった啓之輔選手は再戦を要求し、翌月開催された「ブレイキングダウン7.5」**でジョリー選手との再戦が決定。1分3ラウンドという特別ルールで行われた試合は、再び延長戦に入りましたが、最終的に判定1-2で再び啓之輔選手は敗北しました。
ブレイキングダウン8での代役出場と圧勝
2023年5月に開催された**「ブレイキングダウン8」では、当初啓之輔選手の出場予定はありませんでしたが、安保瑠輝也の弟子である「てる」選手が負傷したため、急遽代役として出場が決定しました。日韓対抗戦での対戦相手はコ・ソクチョル選手**。試合は開始わずか16秒で啓之輔選手が膝蹴りで相手のボディを捉え、圧巻のKO勝利を収めました。
ブレイキングダウン9での監督としての役割
2023年8月に開催された**「ブレイキングダウン9」では、啓之輔選手は「喧嘩自慢最強決定戦」の北関東チームの監督を萩原裕介選手と共に務めました。試合前のオーディションでは大阪チームとの間で因縁があり、記者会見では大阪チームの監督を務める瓜田純士選手**と再び乱闘騒ぎを起こしました。試合自体は北関東チームが2-3で大阪チームに敗北しましたが、啓之輔選手の存在感は大いにアピールされました。
ブレイキングダウン10での勝利と引退を賭けた挑戦
2023年11月に開催された**「ブレイキングダウン10」では、大阪喧嘩自慢のダイスケ選手**との対戦が決定。1分3ラウンドルールで行われ、この試合は「THE OUTSIDER vs 合宿参加組」として、負けたら引退という条件が課されていました。試合前のオーディションでは、ダイスケ選手から挑発を受けた啓之輔選手は怒りを露わにし、「溝口さん、これやる意味ありますか?」と主催者側にも抗議する場面がありました。
試合では、啓之輔選手が判定5-0で勝利を収め、引退を回避。試合後のマイクパフォーマンスでは「負けたら引退」という条件に対する不満を表明し、YA-MAN選手との引退を賭けた対戦を要求しました。
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